似たり寄ったり

先日、滅多に弱音を吐かない友人からのSOSがありまして、

突然予定を入れることが苦手な私でも

じゃあ明日会おう、なんて気づいたらいっていたレベル。

 

家族のこと、仕事のこと、恋愛のこと。

お互い泣くほど洗いざらい自分の悩みや考えをぶちまけました。

 

そんな話をしているお店が、とある新宿の飲み屋でお酒の種類がとっても豊富でした。

わくわくしながら注文すると、笑顔が素敵な外国人の店員さん(みんな外国人)が

「それは、今ナイデスネー!」

 じゃあこれは?

「それも、ナイデスネー!」

 どれならあります?

「見てみないとワカリマセンネー!」

 

愉快だw

友人と、これでいいのに、そんなゆるさで生きていたいよーー!!なんて言ってました。

 

友人の主な悩みは家族のことだった。

長い付き合いだから、ちょこちょこ話を聞いていたけれど

それほどまでに友人がしんどさを感じていることまでは気付けなかった。

話を聞いても、それでも私には羨ましい素敵な家族に見えていたし

そういう面もあるだろう、という程度にしか捉えていなかった。

 

私は私で、家族に妙なコンプレックスを抱えていたりするけど

友人からしたら仲良さそうで平和な家族、らしい。

父母が有難いことに本当に優しいから確かに親に関する悩みはないかもしれないけれど

近い親戚、兄弟のことを考えると目をそらしたいくらい闇深い。

 

家族ってほんとそれぞれだし、一番自分には見えている分他者からみた印象との

乖離がすごい。それぞれの悩みや辛さがあるんだな、と改めて。

 

友人の話を聞いていて、友人史上最大落ち込んでいるのだろうけど

それでも私の目には十分ストイックに見える。

 

どんなに悲しいこと辛いことあっても、切り替えがうまいし

冷静な合理的な判断が下せているように感じた。

本音の本音のところまで、私に言えてない可能性もあるけど。

おそらく、下手に器用な分、できない自分や、自分の置かれている状況を悲観的に捉えてしまって更に自分を追い込んでしまうんだろうな。

そして、うまく本音や弱音を他人にいえない。

 

本当に自分かな?(この友人ほど器用さとストイックさはない)

 

出会えてよかったし、これからも大切にしたい友人の一人。